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「窓が包む世界」投稿こだま

藝大美術館

「窓が包む世界」のワークショップに参加した方から送られてきた、窓の写真のデータと、窓の紹介や開け閉めするときのことなどを書いたテキストを掲載していきます。

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これは自室の窓です。窓を開けると、猫がやってきて気持ちよさそうに遠くを眺めています。私は窓を開けることが好きですが、遠くの窓からスナイパーに狙われるのではないかとたまに少しドキドキしています。

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昼間でも暗いこの窓が、あまり好きではありませんでした
だから目をを閉じて、ハンドルを廻しました
くもりガラスが傾いて、風がひゅっと通りました

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ダイニングの出窓です。
軒がなく、外の天候に左右される、手のかかる窓。

雨が吹き込みびじょびしょなんていつものこと。夏の日差しは100%。

まるで子供のようです。

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実家の掃き出し窓。
父が亡くなってから、母は雀と暮らしている。
私は庭師で、時々餌をくれるおばさん。

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窓は私の外の世界と内の世界を繋ぐ扉。
晴れてる日も、雨の日も、昼も夜もそこに映し出されている光景は
私の心に何かを与える。

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自宅の階段を降りてすぐにある窓を、ゆっくり開けました。
開けた先に小さな影が見えて、よく見てみるとそれは蜂の巣でした。普段開けない窓だからこそ見えた光景でもあり、少し怖かったです。

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この窓からは駐車場の壁しか見えない。壁に反射した太陽光だけが私の部屋に入ってくる。少し窮屈だが、優しい光。

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この窓は部屋にある唯一の窓なのですが、8階という割と高そうな場所にも関わらず豪快に開きます。自分の手で操る範囲で開く時は90度くらいが限界ですが風に煽られると150度くらい豪快に開きます。ここまで豪快に開く窓は正直自分にとって珍しく感じるので大きく開いた状態を写真に納めることにしました。

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ずいぶんと昔、小さな庭だった場所に二部屋だけの離れを建てた。
一階は応接間なので、人の出入りが頻繁で、遊び場になったり、親戚の人が訪れたりするのに対して、二階は和室なので、朝の光と、夕暮れの影くらいしか出入りがない。
もう記憶も定かではなく、まるで海に打ち寄せる貝の破片のように、色も形もまちまちになった思い出だけど、
この二階で何日か過ごしたことがある。
熱が下がらず、学校を休んでいたこと。
やるとこがなかったからなのだろうか、一番星が輝く空にUFOを探していたこと。
ジグザグに移動する光を見つけて興奮したこと。
断片的な記憶は、さらに小さな欠片に変わり、
いつのことか、
いつの季節か、
それさえも曖昧になっていく。

それでも、窓を開けた時、
広がる空の高さと
空の青と太陽の赤が混じりあっていく瞬間を
綺麗だと、ずーっと眺めていた気持ちだけは、
未だにハッキリと心にも記憶にも鮮明に甦ってくる。

 

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陽の光が少し弱まってきた頃、きょうの夕焼けはきれいかな~と、楽しみを探るような想いで空を眺める。自粛期間中に折ったおりがみの金魚がゆらゆらと窓辺に泳いでいます。

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