Thread journey / 糸の旅
-家で糸を巻いて旅に出よう-
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「窓が包む世界」
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善通寺
TURN on the EARTH 善通寺展
TURN(注1)は、障害の有無、世代、性、国籍、住環境などの属性や背景の違いを超えた多様な人々の出会いと表現を生み出すアートプロジェクトであり、これまでに日本国内だけでなく、世界6か国(アルゼンチン、ペルー、ブラジル、エクアドル、キューバ及びポーランド)で活動を展開してきました。
「TURN on the EARTH 〜わたしはちきゅうのこだま〜」(2020年7⽉23⽇〜9⽉6⽇、東京藝術⼤学⼤学美術館)展(注2)は、これまで海外6か国でTURNを行った日本人アーティスト13名が個々に行った交流を1つの物語として紡ぎました。新型コロナウイルスの蔓延により海外との行き来が閉ざされた間、国内でDOOR(注3)の受講⽣とも作品を制作・展⽰しつつ、海外ともオンラインでのやり取りにより作品を集めて展開しました。
今回、香川県との連携事業である「TURN on the EARTH ~わたしはちきゅうのこだま~ 善通寺展」は、そのコンセプトを受け継ぎつつ、13名のアーティストのうち4名が、それぞれの作品をベースに香川県を中心としたオンライン参加プログラムを通して生まれた作品とともに、新たな作品として発表いたします。
また、会場となる旧善通寺偕行社の三次元空間をインターネット上に公開し、展覧会場と連動させたバーチャル展覧会も繰り広げます。
監修者 日比野克彦からのメッセージ
わたしはちきゅうのこだま
TURN on the EARTH 善通寺展
日比野克彦 2020/06/10
誰しも確かな実態は無く、互いが互いの環境として察し合う。
それはまるで姿が見えないものたちが呼び合い続ける「こだま」のようなもの・・・。
そしてその「こだま」の源は、ちきゅうの寝息のようなもの・・・。
大きな寝息の一往復の「すって、はいて」のリズムの中で、この星は回転する。
廻りながら、揺らぎ、浮遊し、何かが少しずつずれていき、そしていくつもの差異が生まれ、
誰しもが響き合いながらすれ違い、共鳴して通り過ぎて行く・・・わたしはちきゅうのこだま。
展覧会開催概要
TURN on the EARTH 善通寺展
会期:2021年2月21日(日) - 3月7日(日) 15日間
時間:午前10時 - 午後5時 (最終入場 午後4時)
休館日:期間中無休
会場:旧善通寺偕行社(香川県善通寺市文京町2丁目1-1)
観覧料:無料
アーティスト:五十嵐靖晃、岩田とも子、布下翔碁、そねまい
<主催>
香川県、香川大学創造工学部、国立大学法人東京芸術大学、東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、特定非営利活動法人Art’s Embrace
<協力>
善通寺市、総本山善通寺、香川県立善通寺第一高等学校
<企画>
東京藝術大学美術学部
<監修>
東京藝術大学美術学部長・教授 日比野克彦
<企画担当>
東京藝術大学美術学部国際連携係、同学部建築科、DOOR