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Thread journey / 糸の旅
-家で糸を巻いて旅に出よう-
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「窓が包む世界」
「窓が包む世界」
「窓が包む世界」
岩田とも子
身近な自然物の観察・採集から宇宙的なサイクルを体感するような制作をするアーティスト。生き物や現象に対する素朴な視点、そこからはじまる学びと表現を軸としている。主な活動として香川県粟島での自然物を採集するプロジェクト、福島県只見の子どもたちとブナの森を舞台としたワークショップなど。
岩田とも子とTURN in BIENALSUR(アルゼンチン) 2017
Photo:UNTREF MEDIA
岩田とも子✕Caminos Foundation✕折形
日本で折形の研修を受けた後、8月中旬よりブエノスアイレスに滞在し、知的障害のある人たちが通う通所施設「Caminos Foundation」に通い交流プログラムを行いました。日本の伝統的な礼法「折形」の折る・包むという行為を通して、利用者およびスタッフとともに交流及び作品制作を行いました。
*折形(おりかた)
折形は、白い和紙を折って贈りものを包む、日本の伝統的な礼法。冠婚葬祭など神仏を祀るため、贈りものをするため、またはそれらの儀式に必要なしつらいを行う際に用いられています。身近なところでは「のし紙」や「のし袋」といった気持ちを伝えるための非常に有効な手段として習慣化されていますが、古来は、神仏を祀る場での格式ある祭器であり、とても神聖なものでした。そのため折形では、まず折るための環境や自身を清めることからはじまります。折る順序や角度をつける向き等は吉事か凶事かによっても定められており、折る所作にも潔さと贈る相手に対する心遣いが現れています。
また、折形は「祈り」の意味であった「折紙」と発祥を同じとし、古代の神祀りなどの依り代として発生したといわれ、やがて、人々の協力や支えに対して真心を表す様々な美しい形へと変化していきました。中に何が入っているのかが分かるようになっているのも折形の特徴であり、中身によって折りの形が変わります。神前や仏前に供えるときの敷物として用いられる「かいしき」も、折形の一種です。
●TURN交流プログラム
実施期間:2017年7月中旬~9月上旬
実施場所:Caminos Foundation、C.E.N.T.E.S N°3、Brincar、AlunCo Foundation International、C.E.N.T.E.S Nº 1
●展覧会・ワークショップ
開催期間 : 2017年9月16日(土)〜10月29日(日)
会場 : 国立トレス・デ・フェブレロ大学付属美術館
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